2026年10月に、オンライン診療の「レバクリ」で、国内製のデュタステリドを12か月分注文しました。合計は49,963円で、1か月あたり約4,160円です。
それまで通っていた浜松町第一クリニックでは、まとめ買いでも1か月あたり6,000円でした。12か月で約22,000円安くなります。ありがたい反面、「この値段で、本当に本物が届くのだろうか」と、正直なところ少し不安になりました。
そこで、届いた薬を、国の医薬品のデータベース(PMDA)に載っている公式の情報と照らし合わせてみました。この記事は、その記録です。

- シートのバーコードの番号でPMDAを検索すると、「デュタステリドカプセル0.5mgZA「BMD」」の添付文書がそのまま出てきました
- 販売名・カプセルの色と形・1シートの数が、添付文書の記載と一致しています
- 「ZA」の表示があり、AGA用の薬です
- 販売元のSKIファーマが公式サイトに載せているシートの写真と、手元のシートは同じでした
- ただし、見た目と表示で確かめられるのはここまでです。中身の成分まで自分で調べることはできません
届いた薬
届いたのは、10カプセル入りのシートです。表と裏は、次のようになっています。


- 表側:「デュタステリド カプセル0.5mg ZA「BMD」」
- 裏側:「DUTASTERIDE 0.5mg ZA “BMD”」。1カプセルごとに「デュタ0.5 ステリドZA」の表示とバーコード
- バーコードの下の番号:(01)04987809365102
調べたこと1:バーコードの番号
いちばん手がかりになったのは、シートの裏のバーコードです。医療用の薬のシートには、薬ごとに決まった番号のバーコードが印刷されています。
この番号「04987809365102」で、PMDA(医薬品医療機器総合機構)のサイトを検索すると、「デュタステリドカプセル0.5mgZA「BMD」」の添付文書が表示されました。国内で正式に登録されている薬の番号と、手元のシートの番号が一致している、ということになります。
番号から直接開くページは、こちら(PMDA)です。
調べたこと2:添付文書の記載と見比べる
添付文書の「製剤の性状」と「包装」の欄を、手元の薬と見比べました。
| 項目 | 添付文書の記載 | 手元の薬 |
|---|---|---|
| 販売名 | デュタステリドカプセル0.5mgZA「BMD」 | 同じ表示 ✅ |
| 色 | 淡黄白色・不透明 | 淡いクリーム色 ✅ |
| 形 | 長楕円形の軟カプセル | 細長い軟カプセル ✅ |
| 大きさ | 長径 約16mm・短径 約7mm | 見た目の縦横の比率は近い ✅ |
| 包装 | PTP 30カプセル(10カプセル×3) | 1シート10カプセル・1袋に3シート ✅ |
大きさは定規で測ったわけではないので、比率が近い、という程度の確認です。それ以外の項目は、表示どおりに一致していました。
調べたこと3:AGA用の「ZA」かどうか
デュタステリドのジェネリックには、AGA(男性型脱毛症)用の「ZA」と、前立腺肥大症用の「AV」があります。同じ「BMD」でも、「0.5mgAV「BMD」」は別の製品です。
手元のシートは、表にも裏にも「ZA」と書かれています。添付文書の効能・効果も「男性における男性型脱毛症」で、AGA用の薬でした。
調べたこと4:どこの会社の薬か
製造販売元はビオメディクス、販売元はSKIファーマです。SKIファーマのインタビューフォームには、ビオメディクス・沢井製薬・マイラン製薬の3社が後発医薬品として共同で開発し、2020年10月に承認を取得した、と書かれています。会社と薬の詳しいことは、前の記事にまとめています。

調べたこと5:販売元の公式写真と見比べる
販売元のSKIファーマは、SKIファーマの「一般の方へ」のページに、このシートの写真を載せています。手元のシートと見比べると、同じでした。
- 表側:「デュタステリド カプセル0.5mg ZA「BMD」」の文字、紺の帯、カプセル10個の並び
- 裏側(同じサイトに置かれている写真):「DUTASTERIDE 0.5mg ZA “BMD”」「デュタ0.5 ステリドZA」の表示と、バーコードの番号 (01)04987809365102
販売元の写真にも、識別コード「BMD59」の文字はありませんでした。手元のシートにこの文字が無いのは、届いた薬だけが違うからではなさそうです。
なぜこんなに安いのか
レバクリの公式サイトで、安さの理由をはっきり説明している箇所は見つけられませんでした。なので、ここからは、注文してみて分かったことと、自分の考えです。
- そもそも値段は各クリニックが決めている:AGA治療は保険がきかない自由診療なので、同じ薬でもクリニックによって値段が違います。浜松町第一クリニックでも、メーカーによって値段に差がありました
- 店舗を持たないオンライン診療:駅前の店舗や待合室がなく、診察はビデオで数分でした。その分の家賃や人手がかからないのは、値段に効いていそうです。正直、ここがいちばん大きいのだろうと思っています
- 診察料が0円で、12か月分をまとめて払う:今回のプランは診察料0円で、1年分を一度に払う形でした。長い期間のまとめ払いほど、1か月あたりは安くなる値段の付け方です
- ジェネリック:先発のザガーロではなく、ジェネリックの薬です
どれも「そうだろう」と考えられることで、レバクリが理由として公表しているわけではありません。ただ、届いた薬そのものは、上で確かめたとおり国内で承認されている製品の表示と一致していました。安いのは薬の中身ではなく、売り方の違いによるもの、というのが今の自分の受け止め方です。
確かめきれなかったこと
- 識別コード「BMD59」:添付文書と患者向けの説明書には、シートに識別コード「BMD59」が記載されている、とあります。手元のシートにも、販売元の公式サイトにあるシートの写真にも、この文字は見当たりませんでした。どこに記載されているのかは分かっていないので、薬局か処方した医療機関に問い合わせてみて、分かったらここに書き足します
- 中身の成分:表示や見た目が一致していても、中身の成分まで自分で確かめる方法はありません
- 安さの理由:公式の説明は見つからず、上に書いたのは自分の考えです
なお、レバクリには海外製のプランもあり、そちらはさらに安い設定です。海外製は国内未承認の薬になるので、自分は国内製を選んでいます。今回照合したのは、国内製のプランで届いた薬です。
自分で確かめる方法
同じように気になっている方は、次の順番で確かめられます。
- シートの裏のバーコードの番号を控える
- PMDAの医療用医薬品 添付文書等情報検索で、シートの販売名を検索する(バーコードの番号からも開けます)
- 添付文書の「製剤の性状」(色・形・大きさ・識別コード)と「包装」を、手元の薬と見比べる
- AGA用なら「ZA」の表示があるかを見る
それでも気になることがあれば、薬を届けてくれた薬局の薬剤師さんか、処方した医師に聞くのがいちばん確かです。
参考:偽物の見分け方として挙げられているポイント
偽物の見分け方は、お薬通販部のコラム「デュタストロン(デュタステリド)の偽物の見分け方は?」にまとめられています。海外製のデュタステリド(デュタストロン)についての記事ですが、挙げられているポイントは次のとおりです。
- パッケージ:印字のぼやけ、スペルミス、レイアウトのずれ、フォントや色の違い
- 色:色ムラや斑点がないか
- 刻印:本来は無い刻印が入っていないか(デュタストロンの場合)
- 大きさ:同じシートの中で、大きさや形がばらついていないか
- におい:薬品のような刺激臭や異臭がしないか
- 水への溶け方:デュタステリドは水にほとんど溶けない成分
- 価格:相場から極端に外れていないか
ただ、正直なところ、本物とよく似せて作られた偽物を、見た目やにおいで自分が見分けられるとは思っていません。刻印のように、別の製品の話で、今回の国内製のカプセルにはそのまま当てはまらない項目もあります。溶かしてみる、といったことも自分ではしていません。あくまで参考までに、という位置づけです。
自分の場合は、上で書いたように、国内で承認された薬を、オンライン診療の処方で受け取っています。この「どこから受け取ったか」が、いちばんの安心材料だと考えています。
まとめ
- 安さが気になって調べたところ、届いた薬は、バーコード・販売名・見た目・包装のどれも、PMDAの添付文書と一致していました
- 「ZA」の表示があり、AGA用の国内承認品です
- 販売元SKIファーマの公式サイトにあるシートの写真とも同じでした
- 添付文書にある識別コード「BMD59」は、手元のシートにも販売元の写真にも見当たりませんでした。問い合わせて分かったら追記します
少なくとも、届いた薬が「名前だけそれらしい別物」ではないことは、公開されている情報で確かめられました。しばらくはこの薬で続けて、何か変化があれば、また記録します。
※これは個人の服用経験と、公開されている情報をまとめた記事です。薬の真贋を保証するものではありません。薬の開始・変更・副作用への対応は、必ず医師や薬剤師に相談してください。価格や条件は変わることがあるので、最新の情報はレバクリの公式サイトでご確認ください。

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